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いにしえに想い馳せる温泉

空海(弘法大師様)ゆかりの温泉。20度の源泉を温めた炭酸鉄泉。ゆっくりと浸かれます。

当館の温泉は、青年僧侶「空海(のちの弘法大師様)」が、大陸へ渡る前に平戸の地に滞 在した折り、「金剛杖にて地を突いて湧出した」との伝説があり、日本後記にも「延暦二十三年(西暦804年)七月に田浦から出帆」と記録されていることから、ほぼその時代からあるものと思われます。鎖国以前の平戸は海外に開かれた貿易港として栄えました。オランダやポルトガルのカピタンも大航海の疲れを癒すために湯治に訪れたことでしょう。江戸時代には、やけどや皮膚の 病に効く湯治場として利用されてきました。大正13年に効果の認められる温泉として長崎医科大学・薬学部専門教授・加藤静雄先生による公文検査証明書が発行され、初代山口好助が本格的な鉱泉開発に着手、「旅館 田の浦泉」を創業。現在に至っています。 記録にはありませんが、種田山頭火も温泉好きだったと云われていますから、ひょっとすると当館の湯に浸かったやもしれません。

当館にお着きになりましたら、まずはお部屋でゆっくりとおくつろぎください。すぐに当館自慢の温泉のご用意をさせていただきます。波の音と風のせせらぎ、鳥のさえずりだけの静かなゆっくりとした時間を、湯のゆらめきの中でお楽しみください。

平戸市内の多くは1999年の掘削工事で湧き出たお湯を共同で使用していますが、当旅館の温泉は前出の説明のように温泉自体、非常に長い歴史があります。もっともこれは伝承でもあり正確なところは当の空海(弘法大師様)で無ければ知るよしもないところでしょう。空海には多くの伝承があり、それが歴史好きの方にはたまらない魅力にもなっています。歴史好きの方には是非とも、当旅館の温泉につかりながら、いにしえのミステリーに想いを馳せていただければ幸いです。

左の写真は、大正13年に初代 山口好助が田の浦温泉を創業した際の温泉成分の報告書です。当家の家宝でもあります。

下の写真は、昭和8年に刊行された「日本温泉大鑑」。長い年月でボロボロの状態ですが昭和初期の頃の国内の温泉のデータが読み取れます。当温泉のデータも掲載(写真:赤丸)されています。

源泉の温度は20度で、それを加温しています。じっくりとつかれるようにお湯は若干ぬるめにしています。基本的にはラジウムを含む単純冷鉱泉であり無味無臭。

これが炭酸鉄泉に変わったり、また単純冷鉱泉に変わったりとしているのが当館の温泉のひとつの特徴でもあります。大浴場の床、壁が赤くなっているのは、温泉からの鉄分の影響です。

日本温泉大鑑

日本温泉大鑑 田の浦温泉

温泉詳細情報種類 天然温泉
泉質 単純泉
効能 アトピー・湿疹、筋肉痛、神経痛